貿易関連用語集H
貿易関連用語集 H | |||
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英語 | 発音記号 | 日本語 | 解説 |
HARBOUR | [hά:rbər] | 港湾, 港 | 島嶼・岬などの天然の地勢や防波堤などの人工構造物によって風浪を防いで、船舶が安全に停泊し人の乗降や荷役が行なえる海域と陸地を指す。 |
HATCH | [hǽtʃ] | (船の甲板にある)艙口、ハッチ | 船倉に貨物を出し入れするため、上甲板に設けた方形の開口部。 |
HATCH COAMING | [hǽtʃ kóʊmɪŋ] | 防水縁材:甲板の昇降口・屋根などの開口部に作った防水用上げ縁 | 船の艙口の周囲の縁材でこの上にポントゥーン(金属で出来た長方形のハッチ蓋)やエルマンハッチやマクレガーハッチでふたをする。またこのハッチコーミングは船体の強度を増すことにも貢献している。昇降口等の周囲に設けた小高い口縁で、甲板から水が船倉(HOLD)に流れ入るのを防ぐ。 |
HATCH COVER | [hǽtʃ kʌ́vər] | ハッチカバー | 艙口の覆い。ポントゥーンハッチの場合上にターポリンカバーを被せて、海水や雨水がホールドに漏れるのを防ぐ。 |
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HATCH SIZE | [hǽtʃ sáɪz] | ハッチサイズ | 本船倉口の縦×横のサイズ。 |
HAWSER | [hɔ́:zər] | (係船)大綱 | 係船に使う大索。一般に、周囲10インチ以上の太い綱索類。 |
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HDS (HOT DELIVERY SERVICE) | [hά:t | hɔ́t dɪlívəri sə́:rvəs] | ホットデリバリーサービス | 日中航路の船社が展開する即時通関サービスのこと。HDS貨物は、積地では最後に船積、揚地では最初に荷揚げしてすぐに通関、輸送を行う。 |
HEAVY OIL | [hévi ɔ́ɪl] | 重油 | 原油から各種石油製品を精製する過程で出来る発火点及び引火点が比較的低い粘度が高い燃料。原油から各種石油製品を精製したあとの残油。船の燃料や、火力発電所の燃料となる。 |
HELIUM(He) | [hí:liəm] | ヘリウム | 常温・常圧で無色の気体。水素に次いで2番目に軽い元素。飛行船や風船を浮かせるために用いられる。皆既日食の太陽観測から発見され、「helios(太陽)」にちなんで名づけられた。ビッグバンや太陽での核融合で生成。飛行船や液体Heは超伝導磁石(リニアモーターカー)の冷却剤に利用され、吸入すると高い声が出る。原子番号2、希ガス、原子量4.003。1868年に仏ピエール・ジャンサン(Pierre Jules Ce'sar Janssen)により発見される。主要産出国はアメリカ、ロシア、カタール。産出国が少ないこともあり、需要と供給の関係で値段が高騰し易い。 |
HIGH-CUBE CONTAINER | [háɪ kjú:b kəntéɪnər] | ハイキューブコンテナ・背高海上コンテナ | 高さが通常のコンテナより1フィート高い9.6フィート(≒2926mm)のこと。軽量・かさばりやすい貨物に適している。長さは20フィート、40フィート、及び45フィートのものがある。 |
HIGH DENSITY CARGO | [háɪ dénsəti kά:rgoʊ] | 高密度貨物 | 容積の割に重量が大きい貨物。 ⇔低密度貨物(Low Density Cargo) |
HIRE | [háɪər] | 用船料 | = Charterage |
HIRE BASE(H/B) | [háɪər béɪs] | ハイヤーベース | 船舶を常に運航し得る状態に保持するための必要諸経費(船費)を、1 カ月(30 日)・1 重量トンあたりに換算表示したものをいい、次のような式で計算される。年間船費÷(重量トン数×年間稼働日数×1/30)=H/B これを収益基準であるチャーターベースと比べ、プラスなら利益あり、マイナスなら損失とする。 |
HIRE PURCHASE | [háɪər pə́rtʃəs] | 分割払購入 | 船主がタックスヘイブン(Tax Haven)等の国に用船マーケットによるリスクをヘッジ(Hedge)する為に当該国にペーパーカンパニー(Paper Company)を作り、その国の税制の下、本船をそのペーパーカンパニーに売船し、その船を用船して用船料から売船料を支払わせること。 |
HOLD | [hóʊld] | 船倉 | 船の荷物を積み込む所。 |
HOLD FLAME | [hóʊld fléɪm] | 倉内フレーム | 船倉の骨組み、枠組み |
HOOK | [hʊ́k] | (物を引っ掛けたりする)かぎ、留め金、フック | フックは様々な場面において用いられるが、クレーンの先についているフックとは、荷物をつりさげる部分で、小さいものだとロープが直接結んであるものから、大きいものになると、何十枚ものシーブ(Sheave:滑車)がついた超重量用まで大きさや形はさまざまである。フックと荷物を結ぶことを玉掛けという。 |
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HS(HARMONIZED COMMODITY DESCRIPTION AND CODING SYSTEM) | [hά:rmənàɪzd kəmά:dəti -mɔ̀d- dɪskrípʃən, də- ənd kóʊdɪŋ sístəm] | HSコード | 商品の名称および分類についての統一システム。通称「HSコード」。 あらゆる貿易商品の名称および分類を世界的に統一する目的のために作られたコード番号のこと 。あらゆる貿易対象品目を21の「部」(Section)に分類し、6桁の数字で表す。6桁のうち、上2桁を類(Chapter)、類を含む上4桁を項(Heading)、項を含む上6桁を号(Sub-heading)としている。またこのHSの分類改訂は、ほぼ5年ごとに定期的に見直されている。 |
HUB PORT | [hʌ́b pɔ́:rt] | 中核港 | 海運の拠点となる国際的な港のこと。船社の基幹航路が就航する主要港(メインポート)のうち、物流の中枢拠点として船社が位置づける港。ハブ港まで運ばれた貨物は、そこを拠点として、さらに各地の港に向って海路輸送される。多数の定期航路が就航しており、コンテナ貨物はここで基幹航路から支線航路へと、また、支線航路から基幹航路へと積み替え(トランシップ)られ、輸送される。この輸送形態は、荷主の「ジャスト・イン・タイム」輸送のニーズ及び船社の輸送コスト軽減のニーズに応えることを目的としている。ハブ(Hub)は車輪の中心(車軸)の意味である。 |
HULK | [hʌ́lk] | 老朽船[廃船]の船体 | 廃棄された船、もしくは船舶原簿から除いた船。 |
HYDROGEN(H) | [háɪdrədʒən] | 水素 | 常温・常圧で無色の気体。元素の中で最も簡単な原子構造を持ち、最も軽く、宇宙で最も数が多い元素。地殻・海では酸素・ケイ素に次ぐ。地球上では、多くが水として存在している。酸素と化合して水となる。オランダ語waterstofをwater(水)とstof(素)とに分け、漢字を当ててできた語。近年はクリーンエネルギーとして注目されている。ロケット燃料、Ni水素電池、燃料電池、DNA二重らせんの水素結合、水、硫酸、クエン酸、アミノ酸、MRI診断に用いる元素等として利用されている。原子番号1、非金属、原子量1.008、1766年英国のヘンリー・キャベンディッシュHenry Cavendishが発見。 |

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